札幌のダイエット外来(肥満外来)ガイド|医師が行う治療内容と安全に痩せる方法

自己流の食事制限や運動だけでは結果が出ない、リバウンドを繰り返してしまう、健康的な方法で体重を管理したい、といった悩みを持つ方は少なくありません。

本記事では、ダイエット外来(肥満外来)に焦点を当て、その具体的な役割と治療内容を徹底解説します。

単なる美容目的ではなく医学的アプローチに基づき、医師の指導のもとで行われる安全で効果的な減量法について詳しくご紹介します。

札幌のダイエット外来(肥満外来)では何ができる?

専門外来は、単に体重を減らすことだけを目的としているわけではありません。医学的な専門知識に基づき、患者様一人ひとりの肥満の原因や健康状態を詳細に把握し、最も安全かつ効果的に減量するためのトータルサポートを提供します。

ここでは、自己流ダイエットとの決定的な違いや、医師の指導のもとで受けられる専門的な治療内容などについて解説します。

診療内容

ダイエット外来では、肥満症に対する医療的な治療を中心に、内科的アプローチで体重管理を行います。

診療では患者一人ひとりの症状やBMIを確認し、生活習慣病のリスクを踏まえた外来プログラムを提案します。

食事・運動療法や薬剤の処方など、幅広い診療科との連携が特徴です。単なるダイエットではなく、病気としての肥満に対して医師が対応する点がメリットです

治療の流れ

ダイエット外来での治療は、まず詳細な問診と血液検査から始まります。これは、肥満の原因や病的な要因(生活習慣病など)を正確に把握するためです。

その結果に基づき、医師は医師は食事・運動指導や薬物療法などを組み合わせて治療を進めます。

治療開始後は、定期的な診察と検査で進捗を確認し、安全性を確保しながら効果的に減量できるよう、必要に応じてプランを調整していくのが一般的な流れです。

効果が出るまでの期間

効果が出るまでの期間は、目標体重や治療内容、個人の体質によって大きく異なります。

一般的に、薬物療法や専門的な食事指導を組み合わせた医療ダイエットでは、自己流よりも早く、安全に効果を実感しやすい傾向があります。

ただし、リバウンドを防ぎ、健康的な体質を定着させるためには、数ヶ月から半年程度の継続的な治療が必要です。

医師と目標を共有し、焦らず計画的に取り組むことが成功の鍵となります。

医療ダイエットと自己流ダイエットの違い

自己流ダイエットは「食事制限と運動」が基本ですが、医学的根拠や専門的な知識に欠け、リバウンドや健康を損なうリスクを伴います。

一方、医療ダイエットは、医師の診断に基づき、肥満のメカニズムに合わせた科学的なアプローチを取ります。

薬物療法や専門的な検査を活用し、無理なく継続できるプランを提供するため、健康を維持しながら減量を目指せる点が決定的な違いです。

肥満から抜け出すきっかけに

「どうせ自分は痩せられない」と諦めている方にこそ、ダイエット外来は新たな一歩となります。

医師や管理栄養士といった専門家チームが、あなたの肥満の根本原因を突き止め、科学的根拠に基づいた適切なサポートを提供します。

治療を通して、正しい食習慣や運動習慣が身につき、健康的なライフスタイルが定着します。

医療ダイエットは単に体重を減らすだけでなく、肥満の悩みから解放され、自信を取り戻すための強力なきっかけとなるでしょう。

札幌のダイエット外来で行われる主な治療法

ここでは、現在、札幌のクリニックで主に取り入れられている代表的な医療ダイエットの治療法を、その作用メカニズムとともに具体的にご紹介します。

栄養指導(食事設計)

自己流で「とにかく食べない」「特定の食品を抜く」といった方法は、継続が難しく、体調面の負担や反動につながることもあります。

医療機関の栄養指導では、体格や検査値、生活背景に合わせて、主食・主菜・副菜のバランス、間食・アルコールの調整、食事記録の活用など“続けられる食事”に落とし込むのが特徴です。

生活習慣指導(運動・睡眠・行動の改善)

減量は食事だけで完結しません。日々の活動量(歩数・筋トレの習慣化など)、睡眠、ストレス、食べ方(早食い・ながら食い等)といった行動面を整えることで、体重管理が安定しやすくなるため、ダイエット外来(肥満外来)では現実的に実行できる目標設定と見直しを行います。

薬物療法(GLP-1など)

必要に応じて、医師の判断のもとで薬物療法を組み合わせます。GLP-1受容体作動薬は、食事療法・運動(身体活動)と併用する“補助療法”として位置づけられており、単独で完結する治療ではありません。 

また、体重減少は脂肪だけでなく除脂肪量(いわゆる筋肉など)にも変化が起こり得るため、ダイエット外来(肥満外来)では体調や栄養状態も含めて経過をみながら進めることが大切です。

札幌でダイエット外来(肥満外来)を選ぶポイント

札幌市内には、多くのダイエットや美容を目的としたクリニックが存在しますが、「安全」かつ「確実」に減量を成功させるためには、どの医療機関を選ぶかが非常に重要になります。

肥満症の専門知識を持っているか

外来を選ぶ際は、肥満症に精通した医師が在籍しているかが重要です。

症状に合わせた診療や処方ができる医療機関であることは、安全な治療に直結します。

肥満は病気として扱われるケースがあるため、専門性の高いクリニックを選びましょう。

多角的なフォロー体制があるか(食事・運動・心理面など)

ダイエットは体重だけでなく生活全体が影響するため、多角的な診療体制がある外来が望ましいです。

食事指導や運動療法、心理的フォローなど、複数の診療科が連携できるクリニックは、肥満症への理解が深く、継続しやすい環境が整っています。

通いやすい場所にあるか(アクセス・診療時間)

通院を続けるためには、クリニックのアクセスや診療時間も重要です。

札幌エリアでは駅近や駐車場完備の医療機関も多く、仕事や家事の合間に通いやすい環境が選択のポイントになります。

受診が続けやすい場所であれば治療の中断も防ぎやすく、効果が安定しやすくなります。予約の取りやすさも事前に確認しましょう。

ダイエット外来(肥満外来)が向いている人

「医療の力を使ってでも痩せるべきか」「自分はダイエット外来の対象なのか」と迷っている方もいるかもしれません。

ここでは、医療ダイエットの恩恵を最大限に受けられる人、反対に治療を受けるべきではないケースについて解説します。

医療ダイエットが適しているケース

生活習慣の乱れや食習慣の改善が自己管理だけでは難しい方、あるいはホルモンバランスや、遺伝的な要因が肥満に強く関与していると医師に診断されたケースにおすすめです。

BMIが高い方、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の予防・改善のために減量が必要な方も対象です。

医師や専門家による科学的な治療と継続的なサポートを受ければ、リバウンドを防ぎ、安全かつ効果的に目標達成を目指せるでしょう。

避けるべきケース

医療ダイエットは基本的に安全性が高いですが、治療の対象とならない、または注意が必要なケースもあります。

たとえば、GLP-1受容体作動薬には特定の疾患や既往歴がある場合の禁忌事項が設定されています。

また、妊娠中または授乳中の方、重度の摂食障害を抱える方などは、治療を開始する前に必ず医師にその旨を伝えてください。

安全を最優先するため、医師の判断で別の治療法が推奨されるか、治療そのものを見送る場合があります。

一般的な肥満外来では「できない/カバーしにくい」こと

札幌のダイエット外来(肥満外来)は、基本的に栄養指導・生活習慣指導・薬物療法を中心に進めるケースが多く、医療として安全性を重視しながら減量を支援します。

一方で、治療の枠組み上、次のような領域は実施していない/十分に対応しにくいことがあります。

脂肪細胞破壊

通常の減量(食事・運動)では、脂肪は主に脂肪細胞が小さくなる形で減り、脂肪細胞の数は成人では減らないとされています。

一方、脂肪冷却は脂肪細胞に選択的なダメージを与えてアポトーシス(細胞死)を促す仕組みとされており、 脂肪溶解注射(デオキシコール酸)も脂肪細胞を破壊する治療とされています。

このように脂肪細胞そのものにアプローチできると、同じ部位に脂肪が“戻る余地”を減らしやすく、リバウンドしにくくなります。

医療機器による筋肉量維持

GLP-1などで体重が落ちるとき、減少するのは脂肪だけではなく、筋肉などの除脂肪量も一部含まれ得るため、基礎代謝の維持には工夫が必要です。

しかし一般的な肥満外来では、運動・栄養指導が中心になりやすく、医療機器施術によって筋肉量維持まで踏み込む設計は用意されていません。

細かな軌道修正

肥満外来では、通院頻度が保険点数に基づき基本的に月1回ペースとなるため、体調の変化や食事内容のブレに対して、服薬調整やタンパク質摂取量の軌道修正を「細かく・タイムリーに」行うことが難しいのが実情です。

内服薬の組み合わせ

肥満外来ではGLP-1製剤を中心に治療が進められることが多く、体質や食事内容、筋肉量、症状(便秘・むくみ等)に応じて内服薬を多面的に組み合わせ、細かく設計するところまで一律に対応できているとは限りません。

代謝改善まで含めた設計

減量は体重だけでなく、睡眠・ストレス・体組成・代謝など多要素が関係します。

一般的な肥満外来では主目的が体重管理に置かれるため、代謝やホルモン要因まで踏み込んだ設計が十分に組まれにくいことがあります。

一般的なダイエット外来(肥満外来)の弱点をカバーする「ころもクリニックの医療痩身プログラム」

一般的なダイエット外来(肥満外来)の3本柱(栄養指導・生活習慣指導・薬物療法)に加えて、当院「ころもクリニック」では「脂肪細胞破壊」「筋肉量(基礎代謝)維持」「服薬・内服の微調整」「代謝サポート」まで含めた設計で医療痩身プログラムをご提案しています。 

そのうえで、減量の目安としては1ヶ月に体重の5%減を目標に進めていきます(例:体重80kgの方の場合、3ヶ月で約12kg減を目安)。

 

当院の医療痩身プログラムについて詳しく知りたい方はこちら:医療瘦身プログラム

脂肪細胞破壊(脂肪冷却/脂肪溶解注射)

当院「ころもクリニック」では、脂肪細胞にアプローチする施術として、脂肪冷却装置「CLATUU α」を使用しています。

脂肪冷却は脂肪細胞の細胞死(アポトーシス)を誘導し、時間をかけて体外へ排出させる仕組みで、脂肪細胞数の減少によりリバウンドを抑えやすくなります。

また脂肪溶解注射は、デオリポ(カベリン)/BNLS Ultimate/BNLS FATBURNを取り扱い、デオキシコール酸などを用いて脂肪細胞へ直接アプローチします。

 

当院の脂肪冷却について詳しく知りたい方はこちら:脂肪冷却

当院の脂肪溶解注射について詳しく知りたい方はこちら:脂肪溶解注射

医療機器施術による筋肉量維持

減量期は筋肉量の維持が課題になりやすいため、当院「ころもクリニック」では医療用EMS(厚生労働省の医療承認機器)をプログラム内で活用し、筋肉へのアプローチを組み込みます。基礎代謝の維持・向上や、むくみ改善が期待されます。

 

当院の医療用EMSについて詳しく知りたい方はこちら:医療用EMS

細かな服薬調整(GLP-1+内服の最適化)

GLP-1受容体作動薬は、錠剤のリベルサス、注射のオゼンピック/サクセンダ/マンジャロを取り扱い、状態に合わせて用量も提案しています(例:リベルサス3mg/7mg/14mg)。 

さらに内服薬では、メトホルミン/カナグル/オルリスタット/セイブル等、様々なダイエット薬を取り扱い、目的や体質に合わせた設計を行います。 

 

当院のGLP-1について詳しく知りたい方はこちら:GLP-1

当院の内服薬について詳しく知りたい方はこちら:内服薬

食事摂取内容に基づく内服薬の組み合わせ

当院「ころもクリニック」では、食事内容(糖質・脂質の傾向)や採血データ、体組成、ライフスタイルをもとに、内服薬や漢方を必要に応じて組み合わせて処方します。 

その結果、減量効果の底上げだけでなく、リバウンド対策・筋肉量維持を意識した設計につなげやすく、症状に応じてむくみ・便秘の改善もあわせてサポートが期待できます。

 

当院の内服薬について詳しく知りたい方はこちら:内服薬

ダイエット注射+医療用EMSで代謝をサポート

当院「ころもクリニック」では、αリポ酸を主成分とするダイエット注射でエネルギー代謝を後押しし、脂肪燃焼を助けることで減量をサポートします。 

さらに、医療用EMSで筋肉に電気刺激を与えて筋収縮を促し、筋肉量・基礎代謝の維持向上を狙いながら、脂肪燃焼もサポートします。

 

当院のダイエット注射について詳しく知りたい方はこちら:ダイエット注射

当院の医療用EMSについて詳しく知りたい方はこちら:医療用EMS

ダイエット外来(肥満外来)に関するよくある質問

最後に、ダイエット外来(肥満外来)に関してよく寄せられる質問をまとめました。それぞれの回答を事前にチェックし、安心して受診を検討してください。

ダイエット外来(肥満外来)は保険適用ですか?

医学的に「肥満症」と診断され、それに合併する生活習慣病(例:糖尿病、高血圧、脂質異常症など)の治療が必要と判断された場合、内科での診療内容や処方される薬剤の種類によっては、一部が保険適用となる場合があります。

保険適用の条件は、患者様の病状によって詳細が異なるため、受診前や初診時に医療機関に直接確認しましょう。

ダイエット外来(肥満外来)は何キロから受診できる?

「何キロ以上」といった特定の体重制限は設けられていません。

多くの医療機関では、体重やキロ数だけで判断せず、BMI(体格指数)や腹囲、健康診断の結果(血糖値や血圧など)、そして生活習慣病の有無などを総合的に見て治療の必要性を判断します。

健康リスクの有無に関わらず、「自己流では痩せられない」「安全な方法で確実に減量したい」というダイエット目的での受診も可能です。

リバウンドの可能性はどのくらいある?

医療ダイエットで一度体重が減少しても、治療後に生活習慣が元の状態へ戻ると、リバウンドの可能性は高まります。

そのため、体重を落とす結果だけでなく、減量までの過程や治療内容が重要です。

当院のプログラムでは、過度な食事制限や短期間での急激な減量を目的とした設計は行っていません。

加えて、脂肪細胞の数に直接アプローチする治療を組み合わせることで、リバウンドリスクの軽減を目指しています。

この点から、一般的な自己流ダイエットと比べ、体型を維持しやすい傾向が期待できます。

一方、ダイエット外来であっても、オンライン診療や対面診療で薬の処方のみを行う場合、生活習慣への介入が不足しやすく、脂肪細胞の破壊も行われないため体重が戻りやすいと報告されています。

当院では、通院型ならではの継続的な診察と専門的な指導のもと、薬物療法、脂肪への直接的なアプローチ、生活習慣管理を組み合わせた統合的な医療ダイエットを実施しています。

複数の方法をバランスよく取り入れ、無理なく続けやすい減量と体型維持をサポートします。

札幌でダイエット外来(肥満外来)をお探しの方へ

当院「ころもクリニック」は、患者様一人ひとりの健康状態や目標に合わせたオーダーメイドの治療プランを提供しています。

当院では、医療痩身施術の注意事項について十分にご説明した上で、適切なプランを提案します。

初めての方でも安心して治療をスタートできるよう、無料カウンセリングを行っています。

カウンセリングは何度行っても費用はかからず、無理な勧誘もおこないませんので、ダイエットに関する悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。

記事監修者

谷口 靖弥

谷口 靖弥ころもクリニック 院長

大学病院での臨床経験をはじめ、大手脂肪吸引専門クリニックや大手医療ダイエット専門クリニックにて、数多くの患者さまと向き合っていく中で、肥満が健康と美容の両面に大きな影響を与えることを強く実感。
「ころもクリニック」で患者さま一人ひとりが“健康で美しく過ごせる未来”を手に入れられるよう、全力でサポートしている。

所属学会

  • 日本肥満学会 正会員
  • 日本美容内科学会 正会員
佐々木 香奈

佐々木 香奈ころもクリニック 代表

臨床の現場で生活習慣病の治療に携わり、予防医療の大切さを実感したことをきっかけに、北海道の肥満治療に奮励。
2022年7月には札幌駅近くに医療ダイエット専門のクリニックである「ころもクリニック」を開院した。 お客様一人一人の “なりたい自分” を 最大限に叶えるために、丁寧なカウンセリングとニーズに合わせた施術を提供している。